妻へ!

妻の病気と治療歴


2004年9月頃


 耳の聞こえがおかしいエコーがかかっているようだ

 そのうちに、片方の耳が聞こえないと言い出した


 耳鼻科に通い始める

 耳の中に水がたまっている。中耳炎のようだ

 水を抜いてもらった時はすっきりして気持ちいい

 4~5日経つとまた同じようになる


 なかなか良くならない


 鼻からもさらさらした水のようなものが時々落ちるようになってきた

 しばらくすると、鼻からの水に血が混じるようになってきた


 病院へ行って精密検査を受けたほうがいい


 この時点で4ヶ月以上経過してしまった。


2005年1月18日


 診察の結果は「上咽頭癌」


 耳から喉につながる管の出口あたりに癌細胞が発達し、管を塞いでいる

 すぐに入院して治療を始めよう


 場所は脳の直ぐ下で頭蓋底骨にへばりつく様にあるので

 手術で取り除くのは無理


 放射線と抗がん剤中心の治療になる



2005年1月24日


 入院



2005年1月31日


 抗がん剤・放射線治療開始

 想像以上に辛い治療のようだ



2005年2月23日


 治療を始めて3週間 髪が抜け始める



2005年3月2日


 髪の抜け方が激しいのでいっそ坊主にしてしまおうと妻は髪を切った


 俺は何もしてあげることが出来ない

 妻の病気が治るまでと心に決め、俺も髪を切り坊主にした



2005年5月16日


 退院 実家にて静養

 抗がん剤と放射線の治療は、

 かなり身体にもダメージが多く、連続して治療が出来ない

 2~3ヶ月間、体力の回復を待って再度入院、治療の繰り返し


 身体へのダメージは唾液が出ない、味がわからない、

 手足のしびれ、等 多肢にわたり

 現在体重は36kgぐらい



2005年7月3日


 妻帰宅



2005年8月22日


 2回目の入院 約1ヶ月間



2005年12月5日


 3回目の入院



2006年4月10日


 4回目の入院



2006年4月28日


 退院 入院しての治療は今回で予定数終了

 後は通院しての経過観察 内視鏡検査では癌細胞は目視できず


 このままで5年間

 再発や転移がなければ癌は完治と医師から説明あり



両親との別居


2006年9月3日


 妻から「別居したい」「もう限界」との申し入れあり


 入院中に同じ部屋で元気がよくて色々励ましてくれたり良くしてくれて

 仲良くなった人が癌に勝てず最近亡くなったこと


 ほかに舌癌だったが話が出来なくなるのを恐れ、

 切除部分を最小限にとどめた結果再発した


 「最初から全部切除していれば再発しなかったのに」

 といって入院していた人も最近亡くなったこと


 自分の癌はその切除すら出来ないでいること


 姑は少し痴呆があること、足が悪く時々転んだりすること


 しゅうとは家事をほとんどしないこと


 体調が優れない時にも休んでいられないこと


 夫は一日置きに仕事で夜、家にいないこと


 一日中耳鳴りが続くこと


 体がふらふら・ふわふわして力がはいらないこと


 その他色々考えてしまって夜ほとんど眠れないこと


 気の休まる暇がないこと


 妻は長女であるのに、嫁に来て両親と一緒に住んでくれた

 姑とは特に仲がよかったという訳ではなかったが

 よく頑張っていたと思う


 子供もきちんと二人育ててくれた、

 特に下の子は生まれつきの障害もあり大変だったと思う


 バイクやスノーモビル乗りに行くにも

 「いってらっしゃい!」と気持ちよく送り出してくれた


 俺は、そんな妻に甘えていたのだろう

 いろいろな事がストレスとして積み重なって病気になってしまったのだろうか?


 子供もほとんど手を離れ、これから人生を楽しもうと思っていた矢先に


 癌のほうは今のところ沈静しているが精神的に参ってしまう

 治る病気も治らない


 このままでは「うつ」になってしまうだろう

 仕事柄、うつの結末は何度も見てきた


 辛かったら休んで、好きなときに起きて、好きなことをして、

 余計なことを考えなくてもいい、

 治療に専念できる環境を与えてあげたいと思った


 年老いた両親を置いて家を出ることは、苦汁の選択ではあるが

 後悔はしたくない


 もう、我慢しなくてもいいよ 両親とは別居しよう

 両親には、とりあえず3~5年くらい、

 病気が完治するまで、別居させて欲しいと頼んだ


 アパートでも探そうと思ったが、毎月数万円の出費を考えると

 新築するには、時間もないし、あとは息子にやっても良いと思い

 直ぐに入れる中古住宅を購入することにした



中古住宅購入


2006年9月5日


 インターネットで条件に合いそうなものを

 十数件ピックアップし妻と見て回った。


 なにより妻が気に入った物件を購入しようと思った。


 妻の両親も二人暮しで、妻はいつも心配をしている

 妻の両親は運転免許も持っていないのでなるべく妻の実家に近い場所


 5~6件目にいい感じの物件を見つけた

 直ぐ不動産屋に電話して中を見せてもらった

 妻はとても気に入ったようで少し予算オーバーだったが

 その場で購入を決めた



2006年9月7日


 不動産屋に手付金として200万円を納入



2006年9月11日


 正式に売買契約



2006年9月13日


 とりあえず最小限必要な荷物の搬入開始



2006年9月14日


 入居


 妻に疲れが残らないよう、少しずつ、少しずつ

 荷物を運んでは整理することにした

 別居を決めてから10日で入居となった


 耳鳴りが嘘のようになくなったと言う



2006年9月23日


 妻もだいぶ落ち着いてきて顔色もよくなってきた

 しばらくぶりにぐっすり眠れた日があったと言う


 ひかり電話の工事に来た

 インターネットと電話が使えるようになった



2006年9月28日


 住宅購入の残金を納入し、登記手続きにはいった


 来月の3日頃には晴れて自分の家となる



2006年10月3日


 登記済権利証書が出来上がってきた

 なんかホッとした気分


 まだまだ荷物の搬入と整理は続く

 疲れが残らないようゆっくりゆっくりやっていこう



経過観察


2014年3月27日


 定期的に行っている検査で、肺に影があることが判明


 後日、精密検査を受ける事に・・・心配!


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